カケルノート

絵描き人カケルの独り言ブログ。+++芸術とは、己を解放すること也。その身尽き果てるまで、表現し続けよ。
2017年07月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2017年09月
TOP ≫ CATEGORY ≫ 映画
CATEGORY ≫ 映画
       次ページ ≫

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments(-) | Trackbacks(-)

そして父になる

先行上映初日に張り切って見てきました。
しかもラッキーなことに本日割引日(笑)



是枝監督ファンとして、監督が投げかける問いに応えたいと思いながら毎作見に行ってます。
代表作としてよく「誰も知らない」を挙げられますが、
今回もそれくらいのショッキングな問題を題材にしてると思って覚悟していきました。

細かな感想をブログで書きたいのをグッとこらえ、
毎度ながら「これからぜひ見てもらいたい!」をモットーに綴ります。


予告動画でもあるように「新生児取り違え」が主題となっています。
この「起こってしまった真実」にどう向き合うか、
不幸にも巻き込まれてしまった二つの家族がそれぞれに考え、惑い、決意していく、そんな映画です。

見ているうちに、私自身も家族の内側に入り込んでしまい、
作中ではそんなに泣かなかったものの、終わってからのぼんやりとした感覚に戸惑ってしまいました。
虚無感ではあるのですが、そこにじわじわと満たされる何か。あれはなんだろう。
「答えの無い答え」に対し必死になって「答え」を探していく。
その行為って、人生全体のようなことだし、それがギュッと凝縮された「そして父になる」で
またしても打ちのめされてしまいました。

うえで貼りつけた予告編では、彼らが出した答えが分からないようになってます。
(最近の予告は全部分かるようになってるからね、うかつに見れないね)
ぜひ映画館で、彼らと一緒に向き合ってみませんか?
驚くほど多視点からの答えが出るはずです。そのように映画がつくられていると感じています。

あ、あと、今回の映像も是枝監督らしい部分はたくさんありましたが、
やはり主題と向き合うためにいつもより詰め込み加減だった気もします。
空気感を読ませる演出が最小限に抑えられていたような。
たぶん、直前に見てたのが「ゴーイングマイホーム」だったから余計にそう感じたのかもね。

よい映画でした。
今年の邦画は豊作だねー!
スポンサーサイト
映画 | Comments(0) | Trackbacks(-)

見えない傷を

見えない傷を癒す方法はあるのか。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」をレンタルで見ました。



9.11をテーマにした映画は色々と出ていたみたいですが、私は一切見てなかったのです。
おそらく直接的に関係したテーマで見たのは初めてかも。
「ものすごく~」を撮った監督さんは「リトルダンサー」を作った人でもある。
子供の表情を上手く撮る監督さんなのではないでしょうかね。

主人公オスカーの行動ひとつひとつに共感できて、最初から最後まで号泣でした。
オスカーが負った心の傷、9.11を原因とするPTSD。
心にできた穴を埋めるためにする行動(奇行?)、
オスカーはそれを「普通じゃない」と認識しながらも自らを傷つけていく。
真実を知りたいのに、真実はとても残酷で「本当は知りたくない」という心があることも認められない。
複雑、かつ、直球な表現にトコトン向き合った作品。
これは、原作はものすごく良い作品なのではないかと思うのですよ。(たぶん、読みます)

この世から去ってしまった人が遺した「生きた証」は、
時として衝撃的な真実となって遺された人へ大きな傷を負わせる。
オスカーが向き合えなかった期間の気持ちもよく分かります。
私もね、7年くらいかかりました。向き合うのに。
人が生きるということは、そういうことで。
生きていることの重さを知るからこそ、つらいわけであって。

「ものすごく~」は、3.11にも通じるところがありますが、
今の日本にこの視点で描くことはできないと思うのです。
(9.11と3.11では事件の内容が大きく違いますし。)
でもね。
3.11については、こうした映画を作って、いろいろ確認して、
「あのときつらかったけど、こうして乗り越えられたよ。あなたが(心の中に)いたから」
というような気持ちで話をしてくれる日がくることを、私は待っているのです。

あと、劇中でよく出る「I love you」という言葉。
本当に素晴らしい言葉だと思いました。
私も素直に言えるようになりたいです。
たくさんのものごとを、愛したい。
そして、たくさんの愛していることを表現したい。

本当に素晴らしい映画でした。
一人でも多くの人に、この映画を見てほしいと願います。
映画 | Comments(0) | Trackbacks(-)

映画2本

映画をちらほらと見てました。

まずは「舟を編む」
辞書作りを題材にした小説の映画化。
これは見なければ!と予告が出てた段階で見るのを決めてました。
が、
最近の邦画にありがちなんですけど
予告で8割方見せてしまっているということです。
「舟を編む」の予告はまさにそれ。
本編ストーリーの概略はまあいいとして、笑い所までバラしちゃうサービス精神予告。
おかげさまで、全然笑えなかったよ。
もちろん、当ブログでは予告動画貼り付けませんけどね!!!怒
で、肝心の内容なのですが、言語学の面白さを垣間見た作品だったなあという感想。
「用例採集」についてはもはや「昆虫採集」のように集めまくる熱心ぶり。
日本語を使う圏内ならすべてがフィールドなんですもんね、これは研究しがいがあるというものですよ。
ましてや言語は生きているもの。常に変化し、死と誕生を繰り返す生き物。
こんなに面白い分野はないのではないかと思ったほどです。
オダジョーいい演技だったなあ。
あと、馬締くんとかぐやさんの関係がステキな関係だなあと思いました。


二本目。
「天使の分け前」
天使の分け前っていう名前はウイスキー用語から来てるんですが、
内容もウイスキーに関係するお話でした。
スコットランドが舞台なんですもの。ウイスキー出ないほうがおかしい(言い切る)
内容はコメディ仕立てのヒューマンドラマと言ったところでしょうか。
淡々と進んで行く話なんで、とくに盛り上がりとかは無いんですけど
上映後「あれ?もっとあると思ってた」って思うくらい上映時間(2時間弱)があっという間です。
あまり笑い所は無いし(クスクス程度)、かといって号泣する展開でもなく。
終わったあとにほんのりあたたかい、という感じです。
まさに天使の分け前。
しかし映画内で蒸溜所見学できるとは思わなかった。俺得すぎる(笑)
最後の大舞台には、某B蒸溜所が出ます。胸熱!!
ウイスキー好きならぜひご覧いただきたい作品。
個人的にはもう少しウイスキーとの絡みがあってもよかったような。
オチが海外らしくていいね。
映画 | Comments(0) | Trackbacks(-)

水滸伝ビギナーにならないか!?

イラストレーター仲間の小太刀ミロクさんが書かれてた記事。
「三国志ビギナーにならないか!?」を拝読し、触発された記事でございますよ。
正直三国志はあんまり分かってないんですが、なぜか水滸伝だけは一生懸命読んでたので
カケル流「水滸伝ビギナーにならないか!?」記事を書いてみようと思った次第です。
まるパクリするわけにはいかないので(※許可はいただいてます)、カケルとしての分析をまじえつつ解説していきます。

その1:水滸伝ってなんなのさ?

①ざっくり概要
 政治や社会に不満を持った豪傑が、
 滸=湖のほとりにある梁山泊という場所に集まり、政府に反乱を起こす話です。
 要するにアウトロー豪傑集団が反乱を起こすフィクション。

②日本への影響
 かの有名な「南総里見八犬伝」。あれは水滸伝の影響を受けているそうです。
 日本は「忠臣蔵」から見られるように「忠義に尽くした復讐劇」に寛容だったりします。
 そんな民族性もあり、水滸伝は日本に取り込まれていきましたというわけ。
 絵師・歌川国芳も水滸伝シリーズ描いたら人気が出ましたし。水滸伝さまさまですね。


その2:水滸伝の特徴
 水滸伝を読むにあたり、知っておかなければいけない事実がいくつかあります。

①水滸伝はフィクションである。
 史実ではないんです。史実っぽく書かれてるけど。

②水滸伝は収録されてる話の数が違うことがある。
 水滸伝は1話を1回と数えます。区切られた話の数でオチも解釈も変わる恐れがあります。
 だいたいが71回。大いに盛り上がるところで突然終了します。
 全話は120回かな。どんどん付け足されていって、そんな数になったらしいです。
 カケルは71回しか読んだことないです。

③水滸伝は総勢108人以上登場してくる。
 108つある星になぞらえて仲間が集まってくるシステムになってます。
 71回版の終盤では仲間は108人に膨れ上がります。
 当然、全員覚えられるわけないです。
 このあたりは三国志同様、主要人物さえおさえればオッケー。
 主要人物は、話の中で主観になって表現されるんで、重要な人はすぐわかるようになってます。
 登場が1行とかいう人もいるからね。ある意味不憫であるが。

④水滸伝はかなりアウトロー
 アウトローって言いたいだけではないですよ!笑
 三国志は有名になりすぎたので、残酷なシーンは翻訳されてない場合があります。
 しかし、水滸伝はまだマイナー。
 規制が入って今後出る翻訳版はどうなるか分からないですがね。
 たとえば、梁山泊に入るために意味もない殺人をしたりします。
 これではアウトローっていうかもうやりたい放題だなーと思うかもしれないですが、
 中国史ってのはそういう性格を持ってるので、水滸伝に限らず覚悟しておいたほうがいい点です。


その3:さあ、水滸伝の世界へ
 いくつか水滸伝に関するものをご紹介してみます。
 きっかけはどんなものでもいいと思うのです。
 カケルが実際に見たものを中心にご紹介します。
 まだまだ水滸伝関連のものはたくさんあるみたいです。

①書籍から
 ●「水滸伝」吉川英治
  残念ながら、未完なのです。けっこういいとこで終わるので、本当に悔やまれます。
  でも、文体が読みやすいからおすすめしてます。

 ●「水滸伝」北方謙三
  未読なんです。近いうちに読みたいです。

 ●「ものがたり水滸伝」陳舜臣
  71回版。あのながーーい水滸伝をお手軽なページ数にまとめあげています。
  水滸伝の概略を理解するのにはもってこいの一冊。

②漫画から

 ●「水滸伝」横山光輝
  三国志と同じテンションなので、顔が同じに見えるかもしれないですね。
  でも水滸伝は個性あふれるキャラ多いので、見分けつきやすいと思うのです。

②映画から

 ●「水滸伝」(1972年)
 なぜか丹波哲郎氏が出てます。そして中国語の吹き替えされてるという。
 ネタとしても最強かと。

③絵画から
 ●「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」歌川国芳
  言わずと知れた画集。どれもカッコイイです。惚れる。

④ゲームから

 ●「幻想水滸伝」コナミ

  水滸伝をもじったシナリオになってたので、ここに挙げておきます。
  シリーズとしては5くらいまで出てるらしいですが、水滸伝原本に近いのは1だけでした。

 ●「水滸伝~天命の誓い~」コーエーテクモゲームス
  アレです。三国志と同じような感じの水滸伝版です。
  確かSFCしかなかった記憶・・・また出してくれないかな。

 ●「水滸演武」データイースト

  水滸伝による格闘ゲームです。水滸伝が好きすぎて買っちゃいました(笑)
  だいぶ昔のゲームなんですが、リメイクしてほしいですな。



最後に。
この記事を読んで水滸伝ファンが少しでも増えてくれたら嬉しいです。
やはり、フィクションなので個性あふれる豪傑たちが本当に魅力的なんですよ。
三国志も春秋戦国も好きなんですけどね、この水滸伝だけは特別です。
当時流行った感性みたいなものが詰まっていると思うのですよね。

まー、記事書くためにサイトうろうろしてたら下記の動画見つけたわけで。

まだまだ水滸伝の人気高まれるかな!と期待してます!!

ながーい記事、読んでくださってありがとうございました^^
よければ感想などどうぞ~
映画 | Comments(2) | Trackbacks(-)

横道世之介

見てきました!!!!!!!!!!!!
今年はまだ3ヶ月しか経ってないですが、もしかしたら今年一番じゃないですかね。
世之介ステキすぎます。

毎度のことながら、沖田監督作品というだけで絶対見に行く!と決め込んでました(監督で決めるタイプ)
ので、前情報としては太陽の被り物した主人公の映像だけ(笑)
キャッチコピーも、予告もほとんど見てません。
見た後に予告もコピーも見たんですが、ギリギリのネタバレするんですね。びっくり。
最近では、ネタバレしても楽しめる、ということが実証されつつあるんで問題ないことなんでしょう。
※当記事でのネタバレはしないよう注意してます。

いやあ、すっごく良かったよおおおおおお

公式の予告があまりにもネタバレだったんで、
短い特報版を貼っておきます。この予告なら大丈夫(何が


普通のなかの幸せ。
世之介と友達になりたいよー!!
「あいつらしい」生き方だよな~、っていうのいいですね。
カケルもいろんなところに行って好き勝手に生きてるので、よく言われます(笑)
一緒にいて楽しい、なんだかわからないけど楽しい!っていう曖昧なものを表現してます。

2時間映画かと思ったら結構長かったみたいです。
でもあっという間。それくらい楽しい。
世之介と、その周りの人と、影響し合って生きている。
ささいなきっかけで芽生えたり。。。人生ってステキ!

しかし、毎回思うけど、映画感想って全部書けないから困るw
とにかく、一人でも、大切な人とでも、みんなで楽しめる横道世之介。
ぜひ見てください!
映画 | Comments(0) | Trackbacks(-)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。